「店より旨い!ルーから作る超本格欧風カレー」の作り方。10年かけて編み出した、究極の欧風カレーです。都内の有名店を食べ歩きしましたが、それに匹敵ないしは上回る仕上りです。 材料:材料、玉ね … 前回、前々回と4種類のスパイスだけで作る、いわゆる「スパイスカレー」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? おいしかったですか?作ってないという方は、やっぱり、クミンとかコリアンダーとか、単品スパイスを買うのにまだ抵抗があるって感じなんですかね? 昨年出した少なからず、このレシピ本が売れた数だけ、ワタクシとしてはカナシー現実なのですが、まーまーまー、そこをグダグダ言ってもしょうがないです。ということで(どーゆーことだ)、今回のレシピは、もうちょっとスパイス的なハードルを下げて、過去の「でらいつカレー」でも何度か取り上げた、カレー粉(カレーパウダー)で作るカレーを紹介しましょう。カレー粉は比較的汎用性が高いですから、買っておくと便利ですよ。(ホントは単品のスパイスだって汎用性は十分あるんですけどね) おっけー! 気を取り直して、今回のカレーはコレでいきましょう! 「カレー粉で作る、ビーフカレー!」 今回使う食材はコレ!意外とシンプルでしょ? いつもの通り、スムーズな調理のため、下ごしらえをしましょう。 それぞれこんな感じです。▲にんにくとしょうがをすりおろした状態 ▲すりおろしたにんにく、しょうがを70~80mlの水(材料外)で溶いた状態 切り方は、まず繊維と垂直方向に1/2に切った後、繊維方向に2~3mmの厚さでスライスする。 両面きっちり塩コショウしてください。 ……以上。 下ごしらえができたら、調理の開始です! いつものように、ノンスティック加工(くっつかないヤツ)のフライパンを使ってください。 さすが脂身ですね。大さじ1くらいの油がすぐできます。 いわゆるリソレをします。フライパンの上に置いた肉は動かさずに焼いていきます。動かさずに焼くことで、きっちり焼き色が付きます。玉ねぎ炒めの時にもちょいちょい説明してますが、メイラード反応を起こさせるということですね。そうそう、脂身は残したまま焼いていきます。まだまだ脂身には仕事してもらいますよ~(笑)。 このように、両面しっかり焼き色が付くまで焼いてください。 ちなみに、肉の表面を焼いて(焼き固めて)中にうま味を閉じ込める、なんていう人がいますが、それ、もう古ーい間違った情報です。いまだにそんなこと言ってる人は怪しいと思ったほうだイイですね。昔はリソレについてそういった説明が当たり前にされてましたが、今は、ですが、今までのこの連載でもちょいちょい出てきた言葉ですが、簡単に言ってしまうと、加熱によってアミノ酸やタンパク質等が褐色化する(茶色くなる)反応のことです。これ以上詳しいことはワタクシもわかりませんので(笑)、どーしても気になる方はググってください(笑)。 焼いた肉はいったん取り出してください。脂身も一緒に取り出してくださいね。もとは一緒の肉。別々にしちゃうとかわいそうですから。 この後、このフライパンで玉ねぎを炒めていくのですが、肉から出た油が多ければ調理油を加える必要はありません。総量で大さじ2くらいの油があったほうが玉ねぎを炒めやすいので、例えば、肉を焼いた後に大さじ1程度の油が残っていれば、調理油を大さじ1追加する、という感じです。 フライパンに玉ねぎを加えたら、ふたつまみ程度の塩(材料外)を振って炒めていきましょう。 玉ねぎ炒めの基本テクニック、「これを今回もきっちり実践しましょう!この写真は、玉ねぎに塩を振ってざっと混ぜ合わせたあと、3分ほど放置( さらに3分ほど放置したあとに全体を混ぜ合わせた状態です。しつこいと思われるかもしれませんが、今回も書いておきましょう!アメ色玉ねぎを作るときのポイントはこれ! これは、さらに2分程放置した後に全体をかき混ぜた状態です。 「もう完全にコゲてんじゃねーの?」と思われる玉ねぎもチラホラ見えますが、全然余裕です!この程度のコゲなんて気にしなくて大丈夫です。なんなら逆に、このコゲが重要だったりします。 ふたをすることで水分の蒸発を遅らせながら、玉ねぎの中心部分までしっかり柔らかくしていきます。 3分ほどしたら一度ふたを開け、さらに水(分量外:100ml程度)を加え、ざっとかき混ぜます。 かき混ぜるときは、玉ねぎだけを動かすのではなく、なべ底をしっかりこそぐようにかき混ぜましょう。コゲていくときはなべ底からコゲます。そのコゲを防ぐためにもしっかりこそぐことが重要です。ちなみに、火加減はここまでずっと強火のままです。( 再びふたをして3分程煮込みます。もちろん、強火のままです。 3分程したらフタを開け、ここからはフタをせず水分を飛ばすように炒めていきます。あ、スルっと行きそうでしたが、これ、もうアメ色玉ねぎですよね?今回は煮込みつつ炒めたので15分くらいかかってますが、このくらいの時間で、このようなアメ色玉ねぎはできるんです。アメ色玉ねぎを作るのに、1時間とか炒めるなんて、もうナンセンスです! 火加減は強火のままですが、慣れないうちは(レシピを確認しながら作る場合は)中火以下にして炒めても構いません。 「トマトピューレの代わりにトマトケチャップじゃダメですか?」という質問をよく受けますが、ワタクシの答えは「いいですよ。」です。ただし、分量は同量を使わないほうがイイと回答しています。感覚値ですが、ケチャップを使う場合は半量程度にとどめるのがベターですね。トマトピューレは基本的にトマトを濃縮しただけのもの(商品によっては、塩やph調整剤等も含まれる)ですが、トマトケチャップは濃縮トマト(なので、トマトピューレと同量のケチャップを使ってしまうと、それに加えられた味分がオーバーテイストになってしまいます。とは言え、どちらもベースは「濃縮トマト」なので、トマトの味やうま味、風味を加えるという狙いがあるレシピでは、 トマト加工品には、トマトピューレ、トマトペースト、トマトケチャップ、トマトジュースなどなど、いろいろありますがその区別には決まった規格があります。興味のある方は、農林水産省の「トマト加工品の日本農林規格」というページを検索してみてださい。おっと、ちょっと脱線しすぎましたね。 ハイ。これで、「カレーの素の素」は完成です。「カレーの素」にするには、ここにスパイスが入りますが、今回は洋食屋のカレーです。ただスパイスを入れるだけではありません。ちょっとばかし、風変わり(?)な食材と手間をかけます。 冒頭に紹介した食材には、「小麦粉」と書きましたが、実は、小麦粉は小麦粉でも、ただの小麦粉ではなく、「お好み焼き粉」を使うんです!なぜかって? その理由は、コレ!お好み焼き粉には、いろんなうま味の素が使われています。商品によって、やまいもが入っているものなど、その中身に違いがあります。 今回用意したのは、かつおぶし粉末とさばぶし粉末が入っているものです。コイツらが、結構いい仕事してくれるんです。 フライパンの素材や厚さによっては弱めの中火でも、高温になり過ぎる場合があるので、この乾煎りは弱火から試してみるがオススメです。とは言っても、火加減が弱すぎるとお好み焼き粉に火を入れられないので、難しいんですよね~。 ちなみに、このお好み焼き粉を乾煎りする工程は、うまくやれば10分程度で完成するので、玉ねぎ炒め(炒め煮)の行程と並行してやると調理時間の短縮になります。 木べらでこまめに動かしながら乾煎りします。火加減にもよりますが、7~8分でこの程度の茶色になります。 単品のスパイス同様、カレー粉はコゲてしまうと香りが死んでしまうので、カレー粉を加えたら弱火にした方がベターです。 カレー粉のいい香りが立ってます。 しっかり混ぜ合わせながら炒めてください。この時の火加減は弱火です。 加える野菜ジュースは「にんじん」がベースになっているものがオススメです。トマトベースや青菜系のものが中心の野菜ジュースもありますが、今回のレシピでは、原材料の一番最初に「にんじん」と書いてある野菜ジュースがいいでしょう。 もちろんフルーツが入っているのもで構いませんが、野菜汁と果汁の比率が65:35くらいのものがオススメです。果汁が50%になってくると、ちょっと甘くなってしまいます。 ウスターソースがない場合は、まーギリギリですが、とんかつソースとか中濃ソースでもいいです。その場合は、ちょっと何かで酸味を足してください。レモン果汁をちょっと加えるとか、梅干しをみじん切りにして加えるとか……。 カシスジャムってちょっとマニアックですが、なければブルーベリージャムでもOKです。それもなければ、ただの砂糖でも、まぁいいでしょう。 しっかり混ぜ合わせてください。 ここでチビッと食べてみて、塩分の濃度を確認します。きっちり塩味が効いていたらOKですが、ボヤっとした味だったら、塩を加えてください。 もちろん、染み出た肉汁も全部加えてくださいね。 肉を加えたらしっかり混ぜ合わせてください。そうだそうだ。一番最初に油を出すために使った脂身も一緒に入れちゃってます。もうあれだけ油だしの仕事をした出がらしみたいなもんですが、捨てちゃうのは忍びないのでメインの肉と一緒に投入です。「え~、脂身ヤダー」ってひとは、どうぞ使わずに捨ててください(笑)。 今回は「ただの水」を加えますが、もちろん、この水を「野菜からとったスープ」や「鶏ガラの出汁」に変えてもOKですし、水の他に、簡易的なコンソメの素やなブイヨンの素を加えてもOKです。そっちの方がわかりやすくおいしくなりますが、今回のレシピでは、これだけでもおいしい! ってのに気づいてほしいので、ここではただの水を加えます。 煮込む前に、一度強火にし、必ず沸騰させます。 途中1~2度フタを開け、なべ底がコゲつかないよう木べらでこそぎながらかき混ぜてください。 なべ底以外にも鍋のふちもこそいでください。ここに、うまさの凝縮したモノがこびり付いています。 まー、ぶっちゃけバターなんて無くていいんですけどね。一応、風味プラスという意味で足しておきましょう。 と、言いたいところですが……ちょっと待ったぁーーー!!! 完成は完成なんですが、最後にあることをします。 そのあることとは はい。そーゆーことです。フライパンが入らなければ、別の容器に移して入れてください。 冷蔵庫でひと晩寝かせたカレーは、油と小麦粉のおかげでねっとりと固まってます。 ご覧のとおり、フライパンを立てても流れ落ちてきません。 さー、あとは温め直して、本当に本当の完成です!マチガっても、ここで焦がしてしまわないように、細心の注意を払って温めてくださいね。さー、今日のカレーは、洋食屋さんっぽいソースポットに盛り付けましょう! 市販のルーも使わず、それでいて、スープストックやブラウンソースも作らずに、手を抜けるところは抜いて作った、これぞ「でらいつカレー」の真骨頂です! もちろん、用意するごはん、いや、今日はライスと呼びましょう!そう、ライスは真っ白い平皿で! さー、実食です! あ、ちょいちょい食べるぶんだけかけるってのもありですよ、もちろん。でも、男ならこう、 あ~、一晩寝かせたことでカレー粉のトガッた香りの角が取れ、うま味が出てきたカレーソース、そしてやわらかいビーフ、もうひと口食べるとコイツらが舌の上にひろがって、うまいの言葉しか出ない!! よりによって、もう、最後の一口だよ……。 2日に渡って作ったカレーですが、やはり今回も食べるのは一瞬ですね。作った時間と同じだけずーっと食べていたいそんな風に思えること間違いなしのカレーです! ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ どーでしたか?「でらいつカレー」で小麦粉(お好み焼き粉)を使うのは今回が初でしたが、市販のカレールーを使わずに作ると、大体このようなパターンになります。 他には、バターで小麦粉を炒めてブラウンソースを作ってから作る方法や、炒めた玉ねぎに直接小麦粉を入れる方法など他にもいろいろあります。これらの方法はいつかまた、「でらいつカレー」で紹介出来たらと思っています。 まずは、今回のレシピを試してみてください!是非に! 料理ユニット「
レシピID検索
小麦粉を加えて ※記事内の価格は、原則総額表示です(一部、税抜表示あり)。この記事が気に入ったら
日本最大の料理レシピサービス。335万品を超えるレシピ、作り方を検索できる。家庭の主婦の作った簡単実用レシピが多い。利用者は5400万人。自分のレシピを公開できる。 乾煎りしたお好み焼き粉とカレー粉+塩を「カレーの素の素」に加え、弱火でしっかり混ぜ合わせる。 しっかり混ぜ合わせながら炒めてください。この時の火加減は弱火です。 野菜ジュースを加える。 世界中で愛されているスパイス。辛さや色、香りを自分好みにブレンドして作るオリジナルのカレーを作ってみませんか。今回は代表的なスパイスを12種類使って作る、オリジナルのカレールーの作り方を徹底解説!ご自宅のカレーを絶品に仕上げましょう。 待つ間に具材を切ります。 詳細検索 バター 30g 4. 玉ねぎが飴色になったら、にんにくとチューブのしょうがを入れ、 このブログのレシピは スパイスをベースにしたものが多いですが たまには市販のルーを使ったレシピもお届けしてみましょう! 今回はスーパーの特売でも登場しや… カレールーで 本格欧風カレー (簡単レシピ) | スパイシー丸山「カレーなる365日」Powered by Ameba.
蜂蜜 大さじ2 2. 1.
フライパンから鍋へ赤ワインを少しずつ移し、ルウに溶かしていきます。
さらに▲の材料・調味料を入れ、
「市販のカレールーを使わないカレー」「ルー不要、小麦粉不要の玉ねぎカレー」「子ども用 カレールウを使わないカレー」「【ルウ無しでも簡単】本格チキンカレー」など
水 100cc 4. 20/05/23 【つづき】 クックパッドのカレーレシピ』に掲載されました!(2016/6/4)
宝島社『いますぐ食べたい! ルーを使わないカレーの簡単おいしいレシピ(作り方)が597品!
りんご 1個 3.
ルーを使わないカレーの簡単おいしいレシピ(作り方)が597品! ブイヨン 8g 3.
深い味で美味しかったです。ワイン熟成により酸味やや強めです
引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。
鍋いっぱいになりました!大量の玉ねぎも、チンで楽チン。 お困りの方はこちら
欧風カレーの人気レシピをまとめました。本格的なスパイスカレーをはじめ、プロ顔負けの簡単人気レシピを紹介します。また、東京の人気欧風カレーレストラン「ボンディ」のレシピも大公開!自宅で美味しい欧風カレーを楽しみましょう。 コンソメ 4g お困りの方はこちら ホーム ピグ アメブロ.
カレー好きたちが、自宅で愛用する市販のカレールーを紹介します。欧風カレー、グリーンカレー、ビリヤニなどお店のような本格派カレーを自宅で作れるおすすめのラインナップです。あわせてカレールーを使ったカレーレシピも紹介。今宵の献立にご活用ください! 20/05/06 ・じゃがいもがやわらかくなったら一度火を止め、牛乳とカレールーを加える。 ・火を止めたままカレールーを溶かす。 ・カレールーが溶けたら弱火で10分ほど煮込んで火を止め、冷めるまで寝かせる … 感想.