丁子香りワイン

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しかし、他の3つに比べて一般的な知名度が低く、実際に料理でクローブを使ったことがある人はあまり多くないのではないでしょうか。ワインテイスティングで樽の香りと表現されることがあると思いますがそういうときは、ヴァニラの香りと表現しましょう。ヴァニラの主要成分のヴァニリンは、樽に使われるオーク材にも含まれています。ーーーーーーーーーーーーーーーーー「ソムリエ・エキスパート二次試験対策講座 2019年度版」ーーーーーーーーーーーーーーーーー引き続き、赤ワインの香りの分類と特徴をお伝えしていきます。テイスティングをされている時に実際にする香りや架空の香りと様々な表現方法があり、その香りが表現する意味を理解していきましょう。〈目次〉ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー《ベリー系》どの果実の特徴に近いのか考えながら、慣れないうちは１つずつ当てはめながらコメントしていくと良いです。赤系・青系・黒系のどの果実なのか、酸味や果実の凝縮感や渋み苦味を連想させる様な香りの要素を感じながら選んでみてください。赤系果実。イチゴジュースの様な甘い香りで、どちらかといえば冷涼な環境で造られた赤ワインに現れます。GMやマスカット・ベーリーAに良く使われる表現です。選択履歴:フランス（GM）、アメリカ（PN）、フランス（CF）赤系果実。イチゴよりも熟度が高く、華やかで甘酢っぱい香りの印象です。どちらかといえば冷涼な環境で造られた赤ワインに現れます。イチゴ同様にGM、マスカット・ベーリーA、PNといった品種に感じられます。選択履歴:フランス・アメリカ・ニュージーランド（PN）、フランス（ガGM）、フランス（CF）、イタリア（NB・SG）青系果実。赤系と黒系の中間的な果実のニュアンスで、色合いの基準として捉えると良いです。（赤系→青系→黒系）また、使用頻度が高い表現で、フルーツの香りに加えて青い印象が感じられる時に使われます。選択履歴:多数。毎年解答に選ばれています。PN、Sy、SG、CF、CS、Me、ジンファンデルなど。黒系果実。赤ワイン全般に使われる表現で、比較的に温暖な気候で造られた赤ワインに現れる香りです。選択履歴:多数。毎年解答に選ばれています。Sy、CS、SG、PN、Me、CF、マルベック、ジンファンデルなど。黒系果実。カシスよりもより熟度の高いワインに赤ワインに対して広くも用いられる表現です。特に温暖な気候で栽培されたブドウに生じる香りで、ブラックでの色調を思わせる濃いワインに現れやすいです。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、オーストラリア（CS）、アルゼンチン（マルベック）、アメリカ（PN・ジンファンデル）、フランス（Me）、イタリア（SG）黒系果実。かなり成熟したブドウから造られたワインの香りを表現する言葉です。特に温暖な気候で栽培されたブドウに生じる香りで、黒みを帯びるほど濃い色調となります。「ブラックベリー」よりも熟度が高い時にブラックチェリーを用います。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、オーストラリア（CS）、アルゼンチン（マルベック）、スペイン（Te）ドライフルーツの１つで赤黒系。過熟したブドウから造られた赤ワインや瓶内熟成されたワインに現れます。また、ドライプラムの香りは鉄の香りもする為、酸化熟成されたワインに用いる事が多いです。選択履歴:オーストラリア（CS）、イタリア（SG・NB）、アルゼンチン（マルベック）、アメリカ（PN）、フランス（Sy ・Me）、スペイン（Te）ドライフルーツの１つで赤黒系。過熟したブドウから造られた赤ワインや長期の大樽熟成されたワインに現れます。また、ドライイチジクの香りはロースト香もする為、長い間大樽熟成など強い酸化傾向酸化にあるワインに用いる事が多いです。選択履歴:フランス（Sy）、イタリア（SG・NB）、スペイン（Te）基本的には緑色のピーマンを赤ワインで用いた用語。個性の強くない品種で未熟なものや冷涼地としてのワインに出てきます。若さの残るカベルネ・フランの特徴でもあります。選択履歴:フランス（CF）スッーとした清涼感が感じる時に使われる言葉です。別に言うとハッカの香りの事です。ペパーミントに多く含まれている成分です。赤ワイン全般に用いられます。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、アメリカ・オーストラリア（CS）、フランス（CF）、アルゼンチン（マルベック）植物的な清涼感を感じる時に用います。シダ植物は湿気のある日陰に生息するもので、湿った状態で湿度を感じさせてくれるワインに用います。やや個性的なフランスの南西地方の若いワインの持つ控えめな清涼感などに用いる事もある単語です。場合によっては、メルロー種の熟成感を表す際にも用います。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、イタリア（NB・SG）、フランス（ Me）赤いバラ、白いバラなど、基本的には花の色によってワインの色調によっても使い分けられますが、割合しっかり日の光を浴びて花開いた状態を表します。赤ワインの場合、バラの香りとは基本的に若いワインに使う言葉です。ワインの成熟度合いにつれて、バラのつぼみ、しおれたバラ、ドライローズなどと、乾き具合により単語を変えていきます。選択履歴:フランス（Sy・GM）、アメリカ（PN・ジンファンデル）、アルゼンチン（MB）、オーストラリア（CS）、イタリア（NB）若いワインに頻繁に感じられる発酵由来の香りです。スミレのお花から感じられる印象、そのままの紫色の優しい香りで、ほのかに清涼感を伴う場合に用いる事が多い単語でもあります。選択履歴:多数。毎年解答に選ばれています。PN、Sy、CS、SG、CF、GM、NBなど。バラなどの実物の花の香りではなく、牡丹の大きく優美なイメージに基づいた表現で、特に若いワインで華やかな香りを表現したい時に用います。日なたに咲いた赤い花をしっかりとしたニュアンスで伝える香りでもあり、温暖で日照量の豊富な地域で造られた赤ワインに用いられる事が多いです。選択履歴:多数。毎年解答に選ばれています。特にPN、Sy、CSが多く選ばれており、他の品種にも頻繁に選択されています。赤い花の香りで、特にピノ・ノワールに用いられます。また、葉の部分は芳香剤でも使われており、ワインの欠点がある香りとして用いられます。マイナスな表現はなるべく選択しない方が良いと思います。選択履歴:フランス（GM）、フランス・アメリカ・ニュージーランド（PN）、イタリア（SG）赤ワインのハーブ香を表す用語で、少し乾いた熟成感を表現しています。選択履歴:フランス（GM）カベルネ・ソーヴィニオン特有の香りで、木樽熟成させたワインに頻繁に現れます。熟成由来と言うよりは、品種由来の香りとして捉えます。選択履歴:オーストラリア、アメリカ（CS）、イタリア（SG）針葉樹の葉を思わせるグリーン系の清涼感に、木の樹脂のような香りが加わった香りです。選択履歴:オーストラリア（CS・Sy）、フランス（ Me）、イタリア（SG）乾燥させたハーブにも色々と種類がありますが、大きなくくりでの表現です。選択履歴:オーストラリア（CS）、イタリア（SG・NB）、フランス（GM・Sy）熟成感や飲み頃を表すのに使われる言葉です。ボルドー地区やスペインのTeの熟成した赤ワインを表現する際によく使われる表現です。そこに樽の香りがプラスされると「シガーボックス」の香りと表現することができます。また、ピノ・ノワールにも使われる場合にはかなりの熟成感や恵まれた環境と素晴らしい造り手かもしれないという表現も含まれています。選択履歴:フランス（GM）、オーストラリア（CS）、スペイン（Te）上質なピノ・ノワールの熟成した香りとして表現する事が多いです。すべてのワインが熟成すれば紅茶の香りがするわけではなく、上質なPNの持つフルーツやミネラルなどが熟成と共に上品な紅茶の様な香りになるのです。選択履歴:アメリカ・ニュージーランド（PN）、イタリア（SG）キノコは基本的に湿ったニュアンスを持ちます。ミネラル感のある白ワインを熟成した場合、長い瓶内熟成を経た赤ワインに現れる香りです。いづれも熟成香として捉えます。熟成したシャンパーニュにマッシュルームの香りが出ることがあります。選択履歴:アルゼンチン（MB）、アメリカ（PN）オーストラリア（バロッサ）やアメリカ（ナパ）などの新世界のカベルネ系の品種やシラーの特徴を表す言葉として使われます。生産地やブドウ畑の近くにユーカリの樹が自生している事によるテロワールに影響がでているのではないかと考えられています。選択履歴:オーストラリア（Sy）「森の下生え」を意味しており、樹木やシダなどの下草、湿った土などが混ざり合い、湿気を帯びた熟成感のあるワインに対して用いられる言葉です。腐葉土と似た様な表現ですが、スーボワには枯れ葉、湿った樹皮、キノコや灌木などが混ざり合った茶色いニュアンスがまだ残り、腐葉土には湿った黒い土に近づく印象です。選択履歴:スペイン（Te）官能的な香りを持ち、黒いダイヤモンドとも称されるトリュフ。最大級の賛辞であり、あまり使う機会のない単語です。赤ワインに対して使われる際は、究極の熟成香を表しています。良い状態で長い熟成を経た赤ワインに対して、なかでもポムロールやサン・テミリオンのメルローで造られたワインに生じやすい事も。選択履歴:なし「森の下生え」の香りが発展すると「腐葉土」の香りとなります。＊スーボワと腐葉土の違いとは？スーボワには枯れた落ち葉などの茶色いニュアンスがまだ残り、腐葉土の方は動物的な血液が酸化した様な香りが加わり湿った黒い土に近づくようなニュアンスです。選択履歴:イタリア（NB）、スペイン（Te）腐葉土とは別の土の表現で、熟成感を表すというよりは埃っぽく乾いた土のニュアンスです。2017年に出題された赤ワイン全ての模範解答に選ばれています。選択履歴:オーストラリア（CS）、イタリア（SG）、フランス（GM）、アルゼンチン（MB）ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー動物の肉系の一種。赤身肉の血が滴っている香りです。ほんのり鉄分のニュアンスが感じられる時に用います。選択履歴:フランス（Sy）、イタリア（SG）、フランス（GM・ Me・CF）、アルゼンチン（MB）、オーストラリア（CS）動物の肉系の一種。生の赤身肉の血生臭い香りです。鉄分と動物的な印象が合わさったニュアンスです。選択履歴:イタリア（SG）、フランス（Sy・ Me）、アルゼンチン（MB）、アメリカ・ニュージーランド（PN）、アメリカ・オーストラリア（CS）動物の肉系の一種。2018年より新たに加えられた用語。生肉を乾燥させてジャーキーやサラミといったドライミートの香り。鉄分的なニュアンスは含まれない。動物の肉系の一種。腐敗酵母由来の香りで、革をなめす時に使われるフェノール系の薬剤の香りを指します。分かりやすく言うと、新品の革製品の香りです。ピノ・ノワールなどに頻繁に用いられる用語です。選択履歴:フランス・ニュージーランド・アメリカ（PN）、アルゼンチン（MB）、フランス（Sy）、イタリア（NB）スモーキーな香りがする時に用いられる用語です。新樽の内側をローストした香りで、ワインをこれで熟成させると燻製香となる。比較的に軽い熟成ワインに用いられる表現です。選択履歴:オーストラリア・アメリカ（CS）、フランス・アメリカ（PN）、イタリア（SG）、アルゼンチン（MB）動物の肉系の一種。ウサギや鹿、猪といった野禽獣の独特の熟成肉の香り。選択履歴:スペイン（Te）凝縮した果実の香りと木樽の香ばしさが合わさった香り。焙煎したコーヒー豆の香り。比較的に温暖な気候のスパイシー系のブドウを使ったワインに現れます。選択履歴:オーストラリア（CS）、フランス（ Me）、アルゼンチン（MB）チョコレートの様な香りを表し、タンニン分が強く色調の濃い木樽熟成した赤ワインに現れます。暖かい環境で育ったブドウから造られたワインに現れます。選択履歴:アメリカ（PN）、アメリカ・オーストラリア（CS）木樽由来の香り。軽いローストをしたフレンチオークを使った木樽で熟成させた、甘く柔らかい香り。アメリカンオークを使用した場合はココナッツの香りとなる。選択履歴:多数。比較的に選ばれやすい用語です。PN、SG、GM、CS、Me、MB など。スパイス系の一種で、赤ワインに黒コショウと表現します。温暖で日照量が豊富な場所で栽培されたブドウから造られたワインに多く見られます。いずれも種まで完熟するブドウに現れます。シラー品種に現れやすい特徴の１つです。また、グリーンなトーンが加わった場合は「青胡椒」と表現します。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、オーストラリア（CS）スパイス系の香りの一種で、甘く苦い独特の漢方薬のニュアンスを指します。樽熟成由来する香りの一種で赤ワインに用いる事が多いですが、最近は樽熟成をしていない甲州にこの言葉が用いられる事があります。選択履歴:フランス・オーストラリア（Sy）、オーストラリア（CS）、イタリア（SG）、フランス（GM・CF）、スペイン（Te）上品な甘い香りを持つシナモン、スパイシーさと甘い香りを持つワインに使われます。比較的温暖な産地で樽熟成したワインに現れます。一般的に白ワインに用いられますが、最近はCSを除くワインに頻繁に選ばれています。選択履歴:多数。毎年解答に選ばれています。PN、SG、CS、GM、MB、Te、ジンファンデルなど。スパイス系の香りの一種で、ほろ苦さとエキゾチックなニュアンスです。温暖な気候のブドウを使い木樽熟成させたワインなどに多く見られます。選択履歴:オーストラリア（CS・Sy）、フランス（PN・GM）、イタリア（SG）、アメリカ（PN）スパイス系の香りの中で最も漢方薬のニュアンスが強く、甘く朝鮮人参のような香り。甘草入りのグミが売っているので買って食べてみるのも良いと思います。選択履歴:多数。比較的に選ばれやすい用語です。PN、Sy、CS、GM、SG、MB、 Me、CF、Te、ジンファンデルなど。香木の１つ。少し清涼感を感じさせるお香にも似たウッディな香り。しっかりとしたブドウ品種を、割と新樽に近い木樽で熟成させたワインに現れる香り。選択履歴:フランス（PN）ジンに用いられる、ジュニパーベリーの香りです。フランスのシラーに多く選択される傾向です。選択履歴:フランス（Sy）、イタリア（SG）還元状態にあるワインが放つ硫化水素を指す場合や、醸造時に使われる亜硫酸が残留している場合、硫黄成分を含む火山性土壌に由来するものなど様々な要因があります。選択履歴：なしタンニン分の強い品種に樹脂的な第1アロマを感じる事ができます。第3アロマとしては、木樽熟成した時に現れる特有の香りで、新樽や新樽比率が高いワインに強くなります。選択履歴：オーストラリア・アメリカ（CS）、アルゼンチン（MB）、イタリア（SG・NB）、フランス（ Me）、アメリカ（PN）、スペイン（Te）海藻や海の香りを指す用語です。昔は海であった場所や海岸沿いのブドウ畑など海藻っぽい香りのあるワインができる。選択履歴：フランス・ニュージーランド（PN）、イタリア（SG）、スペイン（Te）スティルワインには通常使われず、主に酒精強化ワインに用いられる香りです。選択履歴:なし赤ワイン編でした。

丁子香りワイン 2020