こんにちは! 三重県松阪市の医療と介護の専門家、 西井医院の院長( @nishii.hospital)です。 昨夜は介護認定審査会へ出席後、その足で松阪地区医師会館で行われた内科医会へ「不眠・不穏・認知症」についての勉強会に参加しました。 BZ系睡眠薬は非合法薬物より有害性・依存性が強い
「睡眠薬」「ステロイド剤」「抗がん剤」 無料の会員登録でQ:エベレストの初登頂に挑戦した英国の登山家ジョージ・マロリーは、成功したらあるものを頂上に置いてくると宣言していました。それは何でしょう?会員向け記事をお読みいただけます。表示切替 : 睡眠薬の副作用で認知症に似た症状がある(仮性認知症) 市販の睡眠薬(睡眠改善薬)の副作用でも認知症に似た記憶障害がある; 文中で取り扱っているように、基本的にはベンゾジアゼピン系睡眠薬に限って、認知症との関連は言われています。 以前、厚生労働省の事業の一環として一般の方を対象にした睡眠薬に関する意識調査を行ったことがあるが、「やめられなくなる」「禁断症状が出る」「だんだん効かなくなって量が増える」「飲み過ぎると死ぬ」など多くの人が睡眠薬に関するさまざまな心配事を抱えていることが明らかになっている。ちなみに、2000年代以降、つまり最近20年間に開発された新しいタイプの睡眠薬(メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬)についてはこれらの心配はほとんどない。 それでは、睡眠薬の副作用についてみていきましょう。睡眠薬のタイプによって、副作用にも違いがあります。 バルビツール酸系の睡眠薬は安全性が低いため、現在はほとんど使われなくなっています。 なぜ睡眠薬がこれほど嫌われるかと言えば、先述の通り副作用が怖いからである。 誰しも好き好んで薬を使うわけではないが、特にこれらの薬は患者さんが使用を躊躇するトップ3なのだそうだ。教えてくれた薬剤師さんによれば経験的に多くの薬剤師仲間が感じているとのことで、嫌われる理由は「効果はあるが副作用も強い」というイメージが強いからなのだという。 高齢者と呼ばれる年齢になってくると、色々な不安が出てきますよね。例えば薬の服用。よく眠れない時に飲んでいる方が多い睡眠薬ですが、これが思わぬ副作用をもたらす可能性もあるのです。特に高齢者にとって気になる症状の1つと言えば、認知症が挙げられます。実は睡眠薬の服用が、この認知症の原因になる恐れもあるので注意が必要です。そこで、そんな高齢者の睡眠薬について、対策方法・対処法を紹介していきます。高齢者の睡眠薬の副作用を具体的に見ていきましょう。まず、多いのは「薬が強く作用しすぎてしまう」というものになります。高齢になると、薬を分解するスピードが遅くなってきますので、長い時間作用してしまう恐れがあります。すると、夜中にトイレに行こうとしてフラつき、怪我をしてしまうという危険性があるので要注意です。また、他にも睡眠薬の副作用として、夢遊病が起こる方もいらっしゃいます。他にも、奇異反応と言われる症状が起こることがあり、妄想や幻覚などを引き起こすこともあります。突然攻撃的になるというケースもあります。さらに、薬が効きすぎて日中にも眠くなる、といった副作用が起こるケースがありますので、こういった症状がある場合には、他の薬に変えてもらうということも含めて、医師に相談してみると良いでしょう。高齢者の睡眠薬の副作用として、認知症になるリスクが高まるということを恐れている方も多いようです。実際に、睡眠薬の中でも「べンゾジアセピン系」のものを長期にわたり服用していると、認知症になりやすくなるという研究欠課が出ています。このお薬は、睡眠薬以外にも抗不安薬、筋弛緩薬として用いられているもので、特に精神的な疾患の際に処方されます。重篤な副作用はないものの、イギリスのBMJ誌により「高齢者の認知症を起こしやすくなる」ということが報告され、不安を感じる方も増えています。この種類のお薬には、脳を鎮静させてしまうという働きがあります。これが眠りやすくしてくれる効果でもあるのですが、同時に脳に作用することで、認知症のリスクを高めてしまうというわけなのですね。では、高齢者が睡眠薬を服用する際、副作用を軽減するためにはどうすれば良いのか、その対策方法・対処法を紹介していきましょう。まず対策方法として、重要なのは「本当に睡眠薬が必要なのかどうか見極める」ということです。高齢者は眠りが浅くなってしまう傾向がありますので、睡眠に満足感が得られにくくなります。そんな時には、あまり気にし過ぎず、毎日少しずつ昼寝などで睡眠不足を補いながら、薬に頼らず対処してみましょう。それでもどうしても、うまく眠れないという場合には、睡眠薬を処方してもらうのも1つの方法です。ただし、その際には医師から指示された飲み方を守り、大量に服用するようなことが無いようにしてください。高齢者の睡眠薬による副作用の対処法として、最初は少量で様子を見たり、短期間で服用を終えるように指示する医師も多いようです。合わないと感じた場合は、すぐに医師に相談し、他の睡眠薬に変えてもらいましょう。また、眠れない根本的な原因を解決することも大切です。精神疾患が原因になっているケースもありますので、まずは精神科で相談してみるのも良いでしょう。こういった対策方法・対処法をきちんと行い、できるだけ薬に頼ることなく、快適に眠れるようにしていきたいですね。©Copyright2020 そして、本日のテーマである「飲み続けるとボケる(認知症になる)」も睡眠薬を服用する際の心配事の上位にランクされることが多い。週刊誌の「この処方薬が怖い」といった特集では睡眠薬は必ずやり玉に挙がり、「認知症になるリスクを高める!」という記事も多いのでランキングでも赤丸急上昇かもしれない。記事を鵜呑みにして急に服用を止めて体調を崩す患者さんもおり、いたずらに不安を煽る記事には、必要があって処方する側の医師として本当に苦々しい思いをしている。 高齢者と呼ばれる年齢になってくると、色々な不安が出てきますよね。 例えば薬の服用。 よく眠れない時に飲んでいる方が多い睡眠薬ですが、これが思わぬ副作用をもたらす可能性もあるのです。 特に高齢者にとって気になる症状の1つと言えば、認知症が挙げられます。 ステロイドと抗がん剤は専門外なので詳しくは知らないが、確かに日本人の睡眠薬嫌いはつとに有名である。
「睡眠薬」「ステロイド剤」「抗がん剤」 一体何のランキングかお分かりですか?(順不同) 誰しも好き好んで薬を使うわけではないが、特にこれらの薬は患者さんが使用を躊躇するトップ3なのだそうだ。 睡眠薬の副作用と対処法. あなたの睡眠を改善する最新知識「ためしてガッテン」などでおなじみ、睡眠研究の第一人者が指南!古い常識やいい加減な情報に振り回されないために知っておくべき情報を睡眠科学、睡眠医学の視点からわかりやすく説明。定価:本体1,400円+税
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