Break up(ブレークアップ) Break up(動詞)はスラングの場合では、本来の「ものを壊す」という意味ではありません。 もし友達が誰かと別れた時にbreak upを使ったら、それは関係が終わったという意 … 言い換えると「end a fight」の意味で、ケンカなどのトラブルを止めに入ることに使える表現です。 Hey break it up you two! このサイトでは英語スラングエキスパートの原田高志が、英語の最新スラングや英会話&英語学習のお役立ち情報を、誰にでも楽しく・分かりやすくをコンセプトにご紹介していきます!HIPHOPやRAPに出てきたスラング、雑誌に出てきたスラング、ツイッターやフェイスブック/SNSに出てきた英語略語などで分からない単語があれば、slangeigo@gmail.comまでHMU!Powered by breakは後ろにoff, up, downなどをともなって様々な意味を作っています。break upなどはカタカナでも聞く感じですが、これだけでも複数の意味で使われます。breakの元々の壊れるイメージに加えて、どう壊れていくかなど細かな表現やニュアンスにつながっているので整理してみました。掲載している例文はすべてネイティブスピーカーに書いてもらったものです。この記事の目次単純なbreakは「物が2つ以上に分裂してしまう、分かれてしまう」の意味と、特にコンピュターなどの電子製品が「動かなくなる」の2つの大きな意味があります。My iPad is brokenMy iPad is broken in two.機械だけでなく自分の骨などを骨折した際にも使えます。I broke my leg.他にも記録を破る際の「break a record」や、誰かを失望させる、振る行為の「break (someone’s) heart」など物理的ではない壊すにも使うことができます。brokeの形でお金がないことを表すのも頻出の表現です。I thought you were broke.Buying that sports car left me broke.I’m broke.break upはロックバンドやグループなどの解散などにも使われますが、男女関係の別れや喧嘩の仲裁などさまざまな意味で使われます。言い換えると「end a fight」の意味で、ケンカなどのトラブルを止めに入ることに使える表現です。Hey break it up you two!Police were called in to break up the brawl in Kabukicho.こちらもよく知られた意味で、「カップルや人間関係が終わる、破局する」の意味で使われています。言い換えると「end a relationship」になります。「~を終わらせる」と「終わる」の両方の意味でとれます。She broke up with me because I cheated.We broke up when my company transferred me overseas.X Japan broke up because of creative differences.「壊れてバラバラになる、砕け散る」あるいは「壊してバラバラにする、粉砕する」の意味もあります。乱暴で荒々しく、すばやく砕け散るようなタイプの現象に対して使います。ニュアンス・感覚として、わかれた後に「何も残っていない」という意味があります。The space shuttle broke up entering the Earth.The meteor broke up as it came near Earth.An earthquake broke up my collection of dishes.先に紹介したbreak upとの違いになりますが、upだと粉々になって欠片も残っていないような壊れ方です。break apartも「ほとんど壊れて残っていないけど、ちょっと残っている」という微妙なニュアンスの差があります。The space shuttle broke apart entering the Earth.訳としては同じでいいかもしれませんが、状態としては破片や羽根など何かしら残骸が確認できるような壊れ方です。この表現は「何かから外れる、壊れたけど本体・中核をなすメインのものは残っている」というニュアンスを含んでいます。Mori broke off from SMAP to race bikes.モリくんは抜けたけどSMAPそのものは存続していました。The handle broke off my suitcase.これは明らかですが取っ手の部分が壊れただけで、本体のスーツケースは無事です。Can you break off a piece of that cookie for me?break downにも「壊す、破壊する」の意味がありますが、ほかにもいくつかあるのでご紹介します。upのほうに似たような意味が登場しました。「粉々になる、打ち砕く」の意味ですが、こちらはもっとゆっくりで、徐々に壊れていく現象に使います。Construction crews are breaking down the abandoned hospital.これも爆薬などでドーンと爆破するのではなく、窓をはずしたり丁寧に解体していくようなイメージです。Sugar breaks down easily in hot coffee.このような例文だと壊れるというよりも、ゆっくりと溶けていくイメージが近いです。The soap broke down the dried up food on the pot.この例文は洗剤がこびりついた食べかすを溶かしていくようなイメージです。シンプルな例文ですがsoapを四角い石鹸と思い込み、dried up foodをドライフルーツのようなものをイメージして、potをお湯が出てくるポットと勘違いすると、本当に理解不可能な例文になってしまいます。dried upは干からびた食べかすのような状態で、ドライフルーツのような意図的に乾燥させた食べ物はdried foodです。「説得する」といった意味で、何度もお願いしてやらせることです。受け身になると「心が折れる、説得される」の意味になります。何度も頼むことでゆっくりと壊していくイメージは近いかもしれません。He kept asking his parents for a toy until they broke down and bought it.The UN is hoping sanctions will make North Korea break down and end their nuclear program.機械などが壊れる、動きを止める場合にも使います。特に機械関係(マシーン)に使い「車、掃除機、皿洗い器、エレベーター」などが壊れたときに使います。逆に使わないのが電子製品で「電話、パソコン、コンピュター関係」などですが、この差はけっこう感覚的で説明が難しいですね。My car broke down in the desert.My fridge broke down.精神的に不安定になるようなことも指せます。He broke down after working 31 days straight.名詞の形でも同じ意味を表せます。He had a breakdown after working 31 days straight.こちらも「侵入する」などの意味で、どちらかといえば「入ること/侵入すること」にフォーカスした表現です。普通は侵入されたら何か盗まれていることが多いですが、文脈によっては入っただけのこともあります。She broke in through the bathroom window.I closed the shutters so people can’t break in.breakにはカタカナでも使う「橋本環奈はブレーク/ブレイクした」のように、人気が出ることも意味します。break intoで主に新しいキャリア、仕事などで成功することを意味する表現として使われます。He didn’t break into show business until his 40s.I’m trying to break into manga writing.まだ一般には知られていないアイドルグループや、そこまで売れていないバンドが「もうすぐブレイクするかもね」のブレイクは、break throughが最も近い表現です。これは別項目で詳しくまとめているのでご覧ください。break outは何かが突発的に起こる、勃発する、発生するなどの意味があります。よくfight(ケンカ)riot(暴動)war(戦争)などと一緒に使われますが、お祝いごとのイベントにも使える表現です。Celebrations broke out in front of the Courthouse after the votes were read.語順を入れ替えたoutbreakは勃発、発生など病気などの流行にも使われます。キットカットの有名なキャッチコピーに使われているbreakは「休憩」の意味です。Let’s have a break.カタカナでは「ブレイクタイム」とタイムをつける傾向があり、実際に辞書にも「break time」で掲載がありますが、あまり使わないし聞かないそうです。少なくともカナダ人のスティーブはbreakは使っても、break timeは今まで使ったことがないと思うと言っていました。break単独で以下のような使い方をします。He took a break at 11:00.He does puzzles on his break.朝食の「breakfast」のfastを、「最初の」または 「速い」のファーストと勘違いしているケースがありますが、この場合のfastは「断食」を意味します。宗教上で言う「fast day」=断食日のfastと同じです。最近、プチ断食といった「ファスティング(fasting)」と呼ばれるダイエットが流行っていますが同じ意味ですね。つまり「breakfast」は、「fast (断食)」を「break (壊す)」という由来があり、一般的に言うと夕食と朝食の間が一番間隔があくことから、つまり「断食をやめる」という意味になります。一方で、朝食とお昼をかねた朝と昼の間にとる食事を「brunch」=breakfast+lunchと言います。カタカナでもよく聞かれるmethod(メソッド)は英語でも似たような意…attendには大きく「世話をする」の使い方と、何かに「出席する」の2…desireとwantはどちらも「~が欲しい」といった意味で使うことが…windは風を意味する「ウインド」と同じ字ですが発音は「ワインド」とな…rudeとimpoliteは「無礼な、無作法な」といった意味で基本的に…play intoは辞書には単独では掲載がなく例文として「~の術中には…Copyright ©